あんまり丁寧すぎると距離感が遠い気もするし、
かといって先輩みたいに「ため口」で話すと馴れ馴れしいって言われる。
どうしたらいいんだろう?
記事の内容
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- 患者さんとは丁寧に話した方がいい2つの理由
- 距離感が近い会話を好む患者さんの場合はどうする?
- まとめ
この記事を書いている私はこんな人です。
・こつぶ( fa-twitter@kotublo)
・透析室経験 12年
・臨床工学技士
・透析クリニック責任者
・50人以上の後輩の、穿刺の悩みに答えてきました。
透析室経験は長いので参考になるはず。
患者さんとは丁寧に話した方がいい理由
透析施設で対応する患者さんは週3回来院します。
これほどの頻度で来院する患者さんは他にはあまりおらず、透析施設ならではです。
患者さんと毎回顔を合わせているとこんな状況になることも。
- 世間話をする
- お互いにプライベートな話をする
- ただの職員、患者さん以上の好印象をもつ関係性が生まれることも
そんな時に気が緩むとついつい丁寧な口調でなく、友達や家族と話すように「タメグチ」になってしまうスタッフもいます。
お互いに気を許すからこそ可能となることですが、やめた方がいいでしょう。
理由を解説していきます。
周りの患者さんがみている
治療中の透析室にいる人間は、「あなた」と「あなたと話している患者さん」だけではありません。
当然ほかの患者さんがいます。
ほかの患者さんがこんな会話風景をみたらどう感じるでしょうか?
今日はどんな感じ?
元気?
まわりのスタッフが見ている
透析室には患者さんの他に医療スタッフもいます。
とくに上司に多いのですが、自分は患者さんに「タメグチ」
でも後輩が「タメグチ」を使うと
「タメグチで話すなんて馴れ馴れしいからやめろ」
「俺たちは患者さんとの関係性があるからいいんだよ」
と言ってくる。
距離感が近い会話を好む患者もいます。
とはいえ、患者さんにもいろいろいます。
中には、「タメグチ」ような距離感が近い会話を好む患者さんもいます。
ずっと敬語だと「なんかずっと他人行儀で寂しい」と言われたりもします。
しかし、この場合も丁寧な言葉遣いを崩さないように徹しましょう。
ここは医療現場。
患者さんは友達や家族ではなく平等に接する必要があります。
- あのスタッフはあの患者さんと仲がいいから贔屓している。
- 俺のことは二の次だ。
などと感じさせては大問題。
一律に丁寧な言葉遣いを崩さずに接するのがいいでしょう。
どうしてもの時は、表情や声のイントネーションで伝えるといいかもしれません。
まとめ:患者さんとの会話は丁寧な口調に徹するべし
透析室ではスタッフと患者さんで長期の継続したつきあいが続くため
「患者さんとスタッフの人間関係のこじれ」が発生する可能性があります。
これはスタッフが透析室を辞める原因にもなりますし、患者さんが施設に通いづらくなる理由になります。
人間関係がこじれる多くの場合、言葉遣いがげんいんとなります。
お互いに気持ちよく治療を継続するためにも、
- 親しき中にも礼儀あり
- 言葉遣いは常に丁寧に
を心がけることで、会話からのトラブルを減らすことができます。
今回の記事は以上です。
ここまで見ていただきありがとうございます。
それでは!
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